2025年の夏も、静岡の風物詩「安倍川花火大会」が開催されます。全国的にも人気の高いこの大会では、迫力あるスターマインや尺玉の連続打ち上げが楽しめ、毎年多くの観客でにぎわいます。子どもと一緒に楽しみたい!というファミリーも年々増えています。
ただし、小さなお子さんを連れての参加となると、心配なこともたくさんありますよね。
そこで本記事では、「トイレ事情」「授乳室の有無」「混雑対策」「座席確保」など、子連れでの花火大会を安心して楽しむためのポイントを徹底的にご紹介します。
子連れで一番気になる!トイレの場所と数
安倍川花火大会の観覧エリア周辺には、いくつかの仮設トイレが設置される予定です。例年は以下の場所がメインとなります:
- 河川敷会場周辺(主会場エリア):仮設トイレが数十基並び、男女別および簡易多目的トイレも一部用意されます。
- 静岡駅周辺の商業施設や公園:駅構内のトイレ、近隣デパートのトイレも利用可能。
- 屋台エリア付近:臨時の仮設トイレが配置されることが多く、利用しやすいです。
ただし、17時以降は急激に混み合いますので、早めの利用がオススメです。お子さんには並ばずに済むように、オムツ替えなどのタイミングも事前に計画しておきましょう。
◆ 子連れにおすすめの持ち物
- 携帯トイレ(長時間の混雑に備えて)
- ウェットティッシュ・おむつ替えマット
- トイレ用のミニライト(夜間対策)
授乳室・ベビールームの情報
安倍川花火大会の会場周辺には、常設の授乳室は限られていますが、以下のような施設で授乳やおむつ替えに対応できる環境が整っていることがあります。事前に場所を把握しておくと、いざという時にも安心です。
- 静岡駅ビル「アスティ」内:静岡駅に隣接するショッピングモール「アスティ静岡」には、授乳室やベビー休憩所が整備されています。エアコン完備で静かに過ごせる環境となっており、哺乳瓶の消毒器やお湯の提供がある場所もあります。
- 静岡伊勢丹や松坂屋静岡店などの百貨店:これらの商業施設では、授乳スペースだけでなく、おむつ替え台・ミルク用のお湯の用意・キッズトイレが整備されています。買い物がてら利用できるので便利です。
- 近隣のカフェ・ファストフード店・ファミリーレストラン:授乳専用スペースがない場合でも、スタッフに相談すると空いているスペースを案内してもらえることがあります。特に子連れ歓迎のお店では、ベビーチェアやミニキッズスペースがあることも。
◆ 親御さんへのアドバイス
- 観覧エリアからは徒歩5~15分ほどかかる場合があるため、授乳のタイミングを計画的に。
- 人混みの中での授乳が不安な方は、授乳ケープやポータブル授乳テントの持参をおすすめします。
▼実際に使ってよかったアイテムはこちら:
▶ 授乳ケープ
▶ ポータブル授乳テント - 日中の暑さを避けて、涼しい時間帯に移動や休憩を取るのが安心です。
なお、ベビーカーでの移動もしやすいエリアが多いですが、花火大会当日は混雑や段差のある道もあるため、抱っこひもとの併用も検討すると安心です。
家族みんなが快適に過ごせるよう、事前の下見や休憩スポットのリストアップをおすすめします。
混雑・人の多さ
安倍川花火大会は例年60万人以上が訪れる大規模イベントです。以下の時間帯は特に混雑します:
- 16:00〜18:30:観覧エリアが埋まり始める
- 19:30〜20:30:花火打ち上げ中は移動困難
- 21:00〜22:30:駅・バス停で大混雑
小さなお子さんを連れている場合は、なるべく早い時間に到着し、帰りの時間もずらす工夫が必要です。
座れる場所・レジャーシートは使える?
安倍川河川敷の自由観覧エリアでは、レジャーシートを広げて座るスタイルが基本です。15時ごろから場所取りが始まるため、日除け対策とあわせて準備しましょう。
一部区域では有料観覧席も販売されており、椅子席やゆったりとしたスペースが確保できます。子連れの場合はこちらもおすすめ。
音や煙への配慮
花火の爆音や煙が苦手なお子さんのために、以下のような対策を検討しておきましょう:
- ベビーイヤーマフや耳栓で音の刺激を軽減
- 風向きを確認して風下は避ける
- 煙を避けるために少し離れた位置に場所取りする
特に0〜2歳のお子さんは、音への配慮が大切です。
アクセスのしやすさ・帰りやすさ
安倍川花火大会の会場は、JR静岡駅から徒歩約30分ほどの距離にあります。会場までのアクセス手段としては徒歩のほか、「しずてつバス(静鉄バス)」も利用可能で、駅から会場近くの停留所までスムーズに移動できます。
ただし、大会終了後は駅周辺・バス停・主要道路が非常に混雑します。特にJR静岡駅構内は、花火が終了する21時以降から22時台にかけて、大量の人が集中します。
◆ 子連れでのアクセスにおすすめの工夫
- 行きは早めに移動:夕方17時前までに会場に到着するようにすると、混雑をある程度回避できます。
- 帰りは時間をずらす:花火終了直後に一斉に帰宅ラッシュが起きるため、1時間ほど会場周辺で休憩してから動き出すと比較的スムーズです。
- 小さな子どもがいるご家庭:駅に向かう途中にあるカフェやファミレスで時間を調整するのも有効です。
◆ 徒歩+タクシーやバスの併用
混雑を避けたい場合は、会場から少し歩いて大通り沿いまで出ると、タクシーや流しのバスを比較的つかまえやすくなります。
また、アプリ(GO・DiDi・S.RIDEなど)を使って事前にタクシーを予約しておくと安心です。ただし、電波が弱くなる可能性があるので、あらかじめピックアップポイントを設定しておくとスムーズです。
◆ 子ども連れの注意点
- ベビーカーでの移動は道幅が狭いところもあり、混雑時には進みにくいことがあります。
- 抱っこひもとの併用や、会場近くに設けられる一時休憩所を活用すると、お子さんの負担も軽減できます。
駅やバス停の待機列に並ぶ時間を考えると、おにぎりや飲み物などの軽食・スマホ用のモバイルバッテリーも忘れずに持参しましょう。
アクセスのしやすさと帰りの計画を立てておくことで、花火大会の夜をストレスなく楽しむことができます。小さなお子さんが一緒でも、工夫次第で安心して楽しめますよ。
車での来場について
大会当日は会場周辺で大規模な交通規制があります。公共交通機関の利用が推奨されていますが、どうしても車での来場が必要な方は、周辺の有料駐車場を事前予約しておきましょう。
akippa(あきっぱ)では、近隣の駐車スペースを事前に確保できます。
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実際に行った人の体験談をご紹介!
ここでは、2024年の安倍川花火大会に参加された子連れファミリーの方々の体験談をいくつかご紹介します。
【体験談①】4歳の娘と初めての花火観覧(静岡市在住・30代夫婦)
昨年、4歳の娘を連れて初めて安倍川花火大会に行きました。午後4時頃に会場入りしましたが、まだ観覧場所はそれほど混雑しておらず、レジャーシートでゆったりと場所取りができました。
娘は大きな音が少し怖かったようで、子ども用のイヤーマフを持参して正解!音にびっくりせずに楽しめたようです。
トイレは仮設がたくさん用意されていましたが、日が暮れるとやはり混雑し始めるので、早めに済ませておくのが大事ですね。
帰りは駅まで徒歩でしたが、ベビーカーだと段差が多くてちょっと苦労しました。次回は抱っこひもにしようと思います。
【体験談②】ベビーカーで1歳児連れ(藤枝市在住・母親)
1歳の息子を連れての初参加。静岡駅からしずてつバスで移動しましたが、バスは混雑も少なく快適でした。駅ビルの「アスティ」内に授乳室があるのは助かりました。
会場ではポータブル授乳ケープを持っていったので、そのままレジャーシートの上で授乳もでき、息子もぐずらずにすみました。
会場はにぎやかで屋台も充実。離乳食持参+屋台のじゃがバターを分けてあげたら喜んで食べていました!
帰りの電車はやはり激混み…。1時間ほど近くのカフェで休憩してから帰宅したので、比較的スムーズでした。
【体験談③】3兄弟を連れてのファミリー参加(浜松市在住・父親)
うちは小学生2人+幼稚園児の3兄弟を連れて参戦!車で来たのでakippaで駐車場を事前予約しておいて正解でした。現地は周辺駐車場がすぐ満車になっていました。
早めに入って、有料のファミリーシートを利用。トイレも近くにあり、広々としたスペースでゆっくりと楽しめました。
花火が始まったときの「わぁ〜!」という子どもたちの歓声は、忘れられない夏の思い出です。音の大きさにビビるかと思いきや、全員夢中で見入ってました!
帰りは多少の渋滞はありましたが、休憩を挟みつつ帰宅できたので、疲れも少なめで済みました。
こんなふうに、工夫とちょっとした準備があれば、子連れでも安心して安倍川花火大会を楽しめます。
2025年、家族で最高の思い出を!
子どもと一緒に花火大会を楽しむには、少しの準備と工夫が大切です。この記事を参考にして、安全で快適なひとときを過ごしてくださいね。
2025年の安倍川花火大会が、みなさんの夏の思い出になりますように!



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