とうろう流しと大花火大会2025【福井県敦賀市】開催日・場所・見どころ完全ガイド

福井県敦賀市の名勝「気比の松原」を舞台に開催される「とうろう流しと大花火大会2025」。海面を漂う数千の灯ろうと夜空を彩る約1万発の花火が織り成す光景は圧巻です。2025年8月16日、特別演出も予定される感動の一夜を、現地情報とあわせてご紹介します。

とうろう流しと大花火大会2025の基本情報

【開催日程と時間】
「とうろう流しと大花火大会2025」は、2025年8月16日（土）に福井県敦賀市の名勝「気比の松原」で開催されます。
・とうろう流し：18時30分〜
・花火大会：19時30分〜20時15分
小雨は決行、荒天時は花火大会のみ8月23日（土）に延期（とうろう流しは同日開催）。2024年は来場者約22万人の人気イベントなので、早めの行動がおすすめです。

【開催場所とアクセスの概要】
会場は福井県敦賀市松島町の「気比の松原」海岸。アクセスは以下の通りです。

交通手段	所要時間・詳細
電車＋バス	JR敦賀駅→コミュニティバス「松原線」約12〜18分→「気比の松原」下車、徒歩約5分
電車＋タクシー	JR敦賀駅→タクシーで約10分
車	北陸自動車道 敦賀IC→会場まで約15分。臨時駐車場・無料シャトルバスあり。当日は交通規制あり

【イベントの魅力と見どころ】
2025年のテーマは「かがやきのまち 敦賀」。灯ろう流しの幻想的な光景と、約1万発の花火が夜空と海面を彩ります。読経とともに流れる灯ろう、水中花火や音楽花火、尺玉、メッセージ花火、北陸新幹線開業1周年や大阪・関西万博を意識した特別演出など、唯一無二の夏の夜が楽しめます。

穴場スポットで楽しむ！【混雑を避けられるスポット3選】

〈1. 気比の松原 西側海岸エリア〉

気比の松原の西側海岸は、メイン会場から少し離れているため、人の密集が比較的少ない穴場です。海岸線が長く続いており、レジャーシートを広げても周囲との距離を取りやすく、家族や友人同士でゆったり観覧できます。灯ろう流しはやや遠目になりますが、花火の打ち上げはしっかり視界に入り、迫力も十分。海風が心地よく、真夏の蒸し暑さも和らぎます。また、このエリアは砂浜が広いので、子ども連れでも安心して遊べるスペースがあります。売店や臨時トイレは中央会場付近まで行く必要がありますが、その分静かで落ち着いた環境が魅力です。早めに到着すれば、夕暮れの海景色から花火のフィナーレまで、ゆっくりと夏の夜を満喫できます。

〈2. 松原公園 北側芝生広場〉

松原公園の北側芝生広場は、木陰が多く日中から場所取りしやすいのが特徴です。芝生なので座り心地が良く、レジャーシートや簡易チェアを使えば長時間でも快適に過ごせます。灯ろう流しの光景はやや斜めからになりますが、花火の打ち上げ方向は開けており、写真撮影にも向いています。混雑はメインステージ付近よりは緩やかで、子どもが走り回っても安心できる広さがあります。また、公園内には常設のトイレがあり、仮設トイレも増設されることが多いため、長時間滞在にも適しています。夕方には周辺屋台で軽食を買って芝生でピクニック気分を味わい、暗くなってからは迫力ある花火を楽しむ、そんな過ごし方ができるスポットです。

〈3. 金ヶ崎緑地〉

会場から徒歩15分ほどの距離にある金ヶ崎緑地は、混雑を避けながらも迫力ある花火が見られる貴重な場所です。海沿いに広がる公園からは敦賀港越しに花火が打ち上がる様子を望め、夜景と花火のコントラストが非常に美しいのが特徴です。灯ろう流しは遠目になりますが、その分全体の光景を俯瞰でき、写真映えするショットを狙えます。芝生広場やベンチも多く、長時間座って鑑賞できるため、高齢者や小さな子ども連れにも向いています。また、周辺にはコンビニや飲食店があり、食べ物や飲み物の調達も容易です。帰りはメイン会場の混雑ピークを避けられるため、スムーズに移動できるのも大きなメリットです。

家族・子連れ向けの観覧エリア

〈1. 松原公園 南端エリア〉

松原公園の南端は、打ち上げ場所から近すぎず遠すぎない絶妙な距離にあり、迫力のある花火を楽しみつつ、人混みもやや少ない環境です。砂浜と芝生が広がるため、子どもが走り回っても安心で、ベビーカーでも移動しやすい舗装道も整っています。灯ろう流しの様子も見られるため、花火とのセットで夏らしい情景を満喫できます。また、仮設トイレや臨時休憩所が比較的近くに設置されることが多く、急な用事にも対応しやすいのが魅力。芝生エリアではレジャーシートを敷いて食事を楽しむこともでき、屋台で買った軽食を片手にゆったりと待つ時間も特別です。日中は木陰で涼しく過ごせるので、家族で長時間の滞在にも向いています。

〈2. 天筒山公園〉

市内の高台に位置する天筒山公園は、花火全体を見下ろすように楽しめる絶好のビュースポットです。打ち上げ場所から距離があるため花火の音がやや柔らかく、小さな子どもが音に驚きにくいのが大きなメリット。園内には芝生広場や遊具もあり、花火の時間まで遊んで過ごせます。夜間は涼しい風が吹き抜け、真夏でも快適。駐車場があるため、車でのアクセスも可能ですが、混雑を避けるためには早めの到着がおすすめです。高台から眺める花火と敦賀の夜景は格別で、写真映えする構図も狙えます。帰り道もメイン会場周辺の混雑を避けられるため、子連れでも安心して移動できます。

〈3. 金ヶ崎緑地（ファミリー向け活用）〉

混雑回避スポットとしても紹介した金ヶ崎緑地は、ファミリー利用にも非常に適しています。広い芝生広場と海沿いの遊歩道があり、子どもが飽きずに過ごせる環境が整っています。花火は港越しに大きく見え、観覧位置によっては灯ろう流しの明かりも楽しめます。周辺に飲食店やコンビニが多く、軽食や飲み物の補充も容易です。また、会場から適度に離れているため、帰りの混雑を回避できるのも家族連れには嬉しいポイント。夜は涼しい潮風が心地よく、レジャーシートや簡易チェアを持参すれば長時間快適に観覧できます。夕暮れ前から訪れて、港の景色を楽しみながら花火まで過ごすプランもおすすめです。

【カメラ撮影に最適な場所】

〈1. 気比の松原 中央海岸〉

気比の松原の中央海岸は、灯ろう流しと花火の両方を1枚の写真に収めたいカメラマンにとって最適な撮影ポイントです。打ち上げ場所に対して正面に近く、視界を遮るものがほとんどないため、迫力ある花火と幻想的な灯ろうの光を同時に捉えられます。海岸線が緩やかに湾曲しているため、広角レンズを使えば奥行き感のある構図が可能です。特に波打ち際から撮ると、海面に映る光の反射が加わり、立体的で臨場感のある写真になります。撮影の際は三脚の設置場所に注意し、周囲の観覧客の邪魔にならないよう配慮しましょう。花火開始の1〜2時間前には到着し、構図を決めておくと理想的なカットが撮れます。

〈2. 松原公園 展望台〉

松原公園の展望台は、花火と灯ろうを俯瞰できる数少ないスポットです。打ち上げ会場と川面の両方を高い位置から見下ろせるため、広がりのある写真が撮れます。夜景と花火、そして灯ろうの光が織りなす三層構図は、他ではなかなか撮れない迫力があります。展望台は人気が高く、花火開始のかなり前からカメラマンが集まるため、場所取りは必須です。望遠レンズを使用すれば花火のディテールを、美しい光の粒までくっきりと切り取ることができます。脚立や大型三脚の持ち込みは混雑時には控え、コンパクトな撮影機材で臨むと移動もスムーズです。撮影後は夜景を背景に記念写真を撮るのもおすすめです。

〈3. 金ヶ崎緑地 岸壁エリア〉

金ヶ崎緑地の岸壁エリアは、港越しに花火を撮影できる絶好のポイントです。花火と敦賀港の水面に映る光が重なり、静と動のコントラストが生まれます。広角レンズで夜景を含めたワイドショットも良いですが、望遠で花火をクローズアップすれば背景に港の灯りを添えた印象的な写真になります。混雑はメイン会場ほどではなく、比較的落ち着いて撮影に集中できる環境です。また、港側から見上げる花火は角度が独特で、写真に変化をつけやすいのも魅力です。撮影ポジションは早めに確保し、周囲の観覧者の邪魔にならないよう譲り合いを意識しましょう。終了後の帰路も混雑を避けられるため、機材の持ち運びも安心です。

アクセス方法と交通規制情報

【電車・バスでのアクセス】
とうろう流しと大花火大会2025の会場「気比の松原」へは、公共交通機関の利用が最もスムーズです。最寄り駅はJR敦賀駅で、駅からはコミュニティバス「松原線」に乗車し、約12〜18分で「気比の松原」バス停に到着、そこから徒歩約5分で会場に入れます。花火大会当日は増便されることもありますが、夕方以降は混雑が激しくなるため、できれば日中の早めの時間帯に移動するのがおすすめです。バス停から会場までは平坦な道が続き、ベビーカーや車椅子の利用も比較的容易です。帰りのバスは打ち上げ終了直後に混み合うため、花火終了を待たずに早めに切り上げるか、周辺で時間をつぶしてから帰路につくと快適に移動できます。

【車でのアクセスと道路規制】
車で訪れる場合は、北陸自動車道 敦賀ICから約15分で会場周辺に到着します。ただし、当日は午後から交通規制が始まり、会場近くの道路は進入禁止や一方通行になるため、事前のルート確認が必須です。大会当日は市内に複数の臨時駐車場が設けられ、そこから無料シャトルバスが運行されます。シャトルバスの運行時間は主に夕方から花火終了後1時間程度ですが、最終便の時間を事前に確認しておくと安心です。メイン会場周辺の駐車場は早い時間に満車になるため、午前中の到着を目指すか、少し離れた駐車場を利用するのが得策です。帰りは一斉に車が動き出すため、渋滞を避けたい場合は終了前の移動も検討しましょう。

【会場周辺のシャトルバス情報】
花火大会当日は、敦賀市内の主要臨時駐車場から会場近くまで無料のシャトルバスが運行されます。主な発着地点は敦賀駅周辺、総合運動公園、アル・プラザ敦賀などで、それぞれの駐車場から会場までは約10〜20分程度です。シャトルバスは10〜15分間隔で運行されますが、打ち上げ前後は利用者が集中するため、乗車待ちの列が長くなる傾向があります。特に帰りは1時間以上待つ場合もあるため、混雑を避けたい方は花火終了前に早めの乗車を心がけると良いでしょう。また、シャトルバスはバリアフリー対応車両も一部用意されているため、車椅子利用者や小さな子ども連れでも安心して利用できます。公式サイトで運行ルートと時刻表を事前に確認しておくと当日がスムーズです。

駐車場情報と予約のコツ

【会場近くの有料駐車場】
花火大会当日は、会場周辺の有料駐車場は午前中には満車になることが多いため、早めの到着が必須です。代表的な駐車場と会場までの距離・料金は以下の通りです。

駐車場名	会場までの距離	料金の目安	備考
敦賀駅前市営駐車場	徒歩約25分	1時間100円〜	駅周辺で食事や買い物も可能
気比神宮周辺コインパーキング	徒歩約20分	30分100〜200円	観光とセットで利用可能
会場近くの民間臨時駐車場	徒歩5〜15分	1日1,000〜2,000円	数に限りあり。規制前の入庫必須

近い場所は便利ですが競争率が高く、帰りは出庫まで時間がかかることも多いです。

【事前予約できる駐車場サービス】
混雑を避けるなら、駐車場シェアリングサービスの利用が便利です。代表的なサービスと特徴は以下の通りです。

サービス名	特徴	料金の目安
akippa	個人宅や企業の空きスペースを事前予約可能	500〜2,000円/日
タイムズB	会員登録不要で予約可能	1,000〜2,500円/日

これらは会場からやや離れた場所でも確実に駐車でき、渋滞を避けて帰宅できる可能性が高まります。予約開始直後は人気の場所がすぐ埋まるため、1か月前からのチェックがおすすめです。

【駐車場選びで注意すべきポイント】
駐車場を選ぶ際は、距離・料金だけでなく、帰りの混雑や安全面も考慮しましょう。会場近くは便利ですが混雑が激しく、離れた場所は歩く距離は増えてもスムーズに帰宅できます。夜間利用の場合は照明や防犯カメラの有無も重要です。小さな子どもや高齢者と一緒の場合は、平坦な道で移動できるかを事前に確認しておくと安心です。また、臨時駐車場を利用する際は、シャトルバスの運行時間と最終便を必ずチェックしましょう。

混雑予想と回避のためのポイント

【過去の来場者数データ】
とうろう流しと大花火大会は福井県内でも屈指の規模を誇り、過去の来場者数は以下の通りです。特に土曜日開催の年は観客数が増える傾向にあり、2024年は約22万人が訪れました。

開催年	開催日	来場者数	備考
2022年	8月16日(火)	約18万人	平日開催で比較的落ち着き
2023年	8月16日(水)	約19万人	平日だが好天で増加
2024年	8月17日(土)	約22万人	土曜開催＋好天で過去最多

2025年も土曜日開催であり、好天なら20万人超が見込まれるため、早めの到着と事前計画が重要です。

【空いている時間帯と到着目安】
会場が最も混雑するのは17時〜花火終了後1時間程度です。混雑を避けるためには、昼過ぎ（13〜15時）に到着して場所取りを済ませるのがおすすめです。以下は到着時間と混雑レベルの目安です。

到着時間	混雑レベル	コメント
13〜15時	★	快適に移動可能。場所取りに最適
16〜17時	★★★	混雑が始まり移動しづらい
18時以降	★★★★★	会場内移動が困難。トイレも長蛇の列

特に花火直前の到着は席を確保できない可能性が高く、観覧環境が大きく制限されます。

【混雑回避のための持ち物・準備】
混雑時でも快適に過ごすために、以下の持ち物を準備すると安心です。

アイテム	用途・ポイント
レジャーシート	場所取りと休憩用。滑り止め付きがおすすめ
携帯用椅子	長時間待機を快適に。軽量タイプが便利
モバイルバッテリー	長時間外出でスマホの電池切れ防止
飲み物・軽食	屋台混雑回避。熱中症対策にも
ウェットティッシュ	手洗い場混雑時の代用に便利

トイレ・休憩スポット情報

【会場内のトイレ設置場所】
花火大会当日は、気比の松原会場内と周辺に複数のトイレが設置されます。常設トイレに加え、臨時の仮設トイレが増設され、来場者の混雑を緩和します。以下は代表的な設置場所の例です。

トイレの種類	設置場所	備考
常設トイレ	松原公園中央付近	バリアフリー対応、比較的混雑
仮設トイレ	会場西側海岸沿い	簡易型、女性専用あり
仮設トイレ	花火打ち上げ会場近く	花火観覧前後は長蛇の列

打ち上げ直前や終了直後は混雑が激しくなるため、早めの利用を心がけましょう。

【臨時トイレと利用時の注意点】
仮設トイレは会場内各所に配置されますが、設置数には限りがあります。特に女性用は混雑しやすく、利用までに10分以上並ぶことも珍しくありません。利用時は以下の点に注意すると安心です。

注意点	詳細
早めの利用	花火開始1時間前までに済ませる
携帯トイレ持参	緊急時や移動中に備える
ウェットティッシュ	手洗い場が混雑する場合に便利

特に小さな子どもや高齢者連れの場合は、仮設トイレよりも常設トイレを優先的に利用する計画を立てておくと良いでしょう。

【休憩や飲食ができる周辺施設】
長時間の観覧では、適度な休憩が快適さを左右します。会場周辺には、飲食や休憩ができる施設がいくつかあります。

施設名	会場からの距離	特徴
松原公園休憩所	徒歩5分	屋内ベンチ、飲料自販機あり
気比の松原観光案内所	徒歩7分	冷房あり、観光情報も入手可
コンビニ（ローソン敦賀松島店）	徒歩10分	トイレ利用可、軽食購入可能

これらの施設をうまく活用すれば、混雑の合間にリフレッシュでき、花火を最後まで快適に楽しめます。

まとめ

「とうろう流しと大花火大会2025」は、福井県敦賀市・気比の松原を舞台にした、まさに日本の夏の情緒が息づくイベントです。夕暮れの海を漂う灯ろうに心を癒されたあと、夜空に広がる約1万発の花火が圧倒的なカタルシスを届けてくれます。アクセスや観覧のポイントを押さえれば、より快適で思い出深い時間になります。地元敦賀の食や温泉と組み合わせて、小旅行気分で訪れるのもおすすめ。夏の想い出づくりに、ぜひこの幻想的な一夜を体験してみてください。