福岡県にある老舗旅館「二日市温泉・大丸別荘」で大浴場の湯を年2回しか入れ替えていなかった問題。社長である山田真社長(70)が会見を開きました。塩素のニオイが嫌いで少ししか入れなくていいと従業員に指示していたとのこと。今回は社長の経歴について調べました。
山田真社長の経歴「5代目社長の経営者」

山田真社長は150年の歴史がある「大丸別荘」の5代目社長です。宿泊した方の口コミから次のような経歴が分かりました。

社長の山田真さんは、総支配人・料理長を兼任する謙虚で素晴らしい経営者です。
館内の無駄なく行き届いた配慮、料理も華美でなく美味しい逸品の心配り、どれも、
苦労人の山田真社長の経営哲学を感じます。
このコメントからは謙虚で仕事に真摯に向き合う社長という印象を受けます。実際に山田真社長と会ったという方のコメントからも「謙虚さ」がにじみ出ていました。山田真社長が仕事関係の方と挨拶する際に名刺を切らしていた時の対応のエピソードです。

おわびの心と謙虚な文面。すばやい対応。
(省略)
便箋2枚にていねいに書かれた文字は、それだけで、
(あ、すごいな、やっぱり)と思う力を持っています。
手紙から伝わる、学ぼうとする姿勢にも参りました。
あれほどの宿の社長でも勉強するのか、と一瞬思いましたが、
逆ですね。
勉強している社長だからこそ、あれほどの宿を維持できる。
そうに違いありません。
この方は社長の「学ぼうとする姿勢」にとても感銘を受けたようですが、今回の件で実際には違うかったことが分かります。
「塩素が嫌いだから入れるのは少しだけでいい」や「源泉かけ流しで湯は入れ替わっているから大丈夫」など自分の思い込みや好き嫌いで判断する社長だったのではないでしょうか。
福岡県の検査で、基準値の最大約3700倍のレジオネラ属菌が検出されたにも関わらず、会見で「レジオネラ菌を甘く見ており、大した菌ではないという認識があった。どこにでもいるという軽い気持ちだった」と説明しています。
山田真社長は設計も担当
2010年の記事で山田真社長が「大丸別荘」の日本庭園や大浴場の設計をしたとの記事がありました。

「こんな旅館が福岡に1つあってもいい。オンリーワンの存在でありたい」と5代目の山田真・総支配人(57)。
外観はクラシックだが、8割は創業当初の建物をリニューアル。鉄筋コンクリート造りで耐震性や防音性などを確保しながら、あえて古めかしい内装にした。コストは通常の倍かかったという。
日本庭園や大浴場は山田さんの設計。10品以上の会席料理メニューはすべて毎月替える。これも自ら考案する。「福岡都市圏という消費者の中にあるのは武器。必要とされれば残っていく」
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