4月23日午後1時15分ころ知床半島の西側沖合を航行していた知床遊覧船所有の観光船「KAZUI」(カズワン)から「浸水している」などと第一管区海上保安本部に救助要請があったものです。
カズワンの船長は誰なのでしょうか?調べてみました。
KAZU1の船長は誰?

KAZU1の船長は豊田徳幸さん54歳、甲板員は曽山聖さん27歳です。KAZU1を運営しているのは「有限会社知床遊覧船」ですが、公式ホームページ内で会社概要や代表者名が書かれていません。

お問い合わせのページも見てみましたが、メールでの問い合わせで詳しい会社の概要などは書かれていませんでした。

KAZU1が通ったとされるのは「カシュニの滝」周辺の海域を通るルートで世界自然遺産をめぐるクルーズの定番でした。ウトロ港と知床岬を約3時間かけて往復するコースです。
ホームページによると「ヒグマに会える確率94%」とうたっていて、知床斜里町観光協会ホームページによると、同様のコースを行く会社は他にも5社あり、他の4社はコースのスタートが2022年4月29日ころからで、KAZU1だけ少し早い23日から運行していました。
関係者の話によると、カシュニの滝はヒグマの発見率が高いエリアの近くなので、陸に近づきすぎて岩礁に当たったのかもしれない、競合各社による近づき過ぎ問題は以前からあったとのことです。
公式サイトによると、有限会社知床遊覧船が運行しているコースは3つあって、
知床岬コース: 3時間 8800円
ルシャ湾コース: 2時間 6000円
カムイワッカコース:1時間 3500円
となっていたようです。
KAZU1は過去に複数回事故を起こしていた

KAZU1は2021年5月に浮遊物にぶつかって乗客3人が怪我をする事故を起こしています。そして、2021年6月にも出発後まもなく浅瀬に乗り上げる座礁事故を起こしています。
このときは子供2人を含む乗客21人と乗員2人の23人が乗っていましたが、自力で漁港に戻り怪我はありませんでした。
去年の座礁事故事故のあとも船首の破損を修理せずに運行していたのではないかとの声もあります。
KAZU1が浸水した原因は?
今回浸水した原因は何なのかはまだわかっていません。船首が沈んだとのことから、何かしらの物体に衝突した可能性があるのかもしれません。
岩や木材、動物などと衝突しても浸水する原因となるようです。
118版通報があったのは「カシュニの滝」沖合付近、通報があった5分後に船体が30度傾いたとの情報があります。
ツイッターを見ると、

とのツイートもあり、KAZU1がかなり急なスピードで浸水した状態が分かります。
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