2023年にTBS日曜劇場枠で放送され、日本中を熱狂させたドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』。大規模な海外ロケ、スリリングな展開、そして豪華キャストで話題をさらった同作が、ついに続編の制作を発表しました。
ファンにとって気になるのは、前作に続く「壮大なロケ地」がどこなのかという点。実は今、次なるロケ地としてアゼルバイジャンという国の名前が急浮上しています。なぜアゼルバイジャンが有力視されているのか?その理由を、背景となる情報を交えつつ、徹底的に解説していきます。
■ 前作『VIVANT』の衝撃的なスケールとロケ地
まずは、前作がいかにスケールの大きいドラマだったかを振り返ってみましょう。
『VIVANT』は、約2か月半にわたってモンゴルでの大規模なロケを敢行。異国情緒あふれる草原や都市部の風景をふんだんに使用し、日本のドラマでは考えられないクオリティとリアリティを実現しました。
主演の堺雅人さんをはじめとする豪華キャスト陣が現地で体当たりの演技を行い、あの壮大なスケールが視聴者を物語へと引き込む原動力になったのは間違いありません。
■ 続編発表!注目される新たなロケ地
2025年、続編の制作が正式発表されました。放送は2026年1月期、TBS日曜劇場枠が予定されており、プロデューサーや脚本家など、主要スタッフは前作から続投する見込みです。
そして注目すべきは、続編に関する制作サイドのコメントに以下のようなキーワードがあること:
- “超親日国”
- “神話や伝説が残る国”
- “風景が壮大で、日本人にはあまりなじみのない場所”
これらのヒントから、ネット上では様々な国が候補に挙げられましたが、もっとも有力とされているのがアゼルバイジャンです。
では、なぜアゼルバイジャンなのか?ここからはその理由を深掘りしていきます。
■ アゼルバイジャンの位置(地図)
アゼルバイジャンは、カスピ海に面し、ジョージア・アルメニア・イラン・ロシアと国境を接する旧ソ連の国です。東西文明が交差するコーカサス地域にあり、アジアとヨーロッパの文化が混在しています。
■ なぜアゼルバイジャン?有力視される3つの理由
理由①:超親日国としての信頼と実績
アゼルバイジャンは、日本との外交関係が非常に良好な国の一つとして知られています。特に近年は、経済・文化両面での交流が盛んで、日本企業の進出や文化交流事業も多数行われています。
- 東日本大震災時には政府レベルで支援を表明
- 日本のアニメや食文化への親しみも高い
- 現地の日本語教育も進んでいる
このような国であれば、日本の制作チームが長期ロケを行う際にも、行政的・文化的なサポートが得やすいという背景があります。
理由②:神話と伝説の舞台、ミステリアスな文化背景
アゼルバイジャンには、ゾロアスター教にまつわる古代信仰や、火の神を崇める文化、そして独自の神話や伝承が色濃く残っています。
- ゾロアスター教の影響が色濃く残る「火の山」
- バクー近郊にある炎の神殿「アテシュギャーフ」
- カスピ海沿岸に広がる神秘的な岩壁遺跡
現地の民族衣装や音楽、建築なども映像的な美しさを引き立ててくれるでしょう。
理由③:撮影支援が充実、インフラも発展
アゼルバイジャン政府は近年、映画やドラマの撮影誘致に力を入れています。税制優遇措置やロケーション手配のサポートなどがあり、コストとクオリティの両立が可能です。
- 世界遺産に登録された「バクーの旧市街」
- 石油産業で発展した近代的な都市部
- 映画やCMのロケ地としての実績も増加中
■ 海外ロケ地としての比較:前作との違いは?
項目 | 前作(モンゴル) | 続編(アゼルバイジャン)候補 |
---|---|---|
撮影期間 | 約2か月半 | 約3か月と予想 |
主なロケ地 | 草原、遊牧地、都市 | 世界遺産、火山、近代都市 |
文化的背景 | チベット仏教・遊牧民文化 | ゾロアスター教・イスラム圏 |
ロケ支援体制 | 限定的(自社努力が多い) | 政府支援あり |
風景の多様性 | 草原・山が中心 | 海・山・砂漠・都市が混在 |
■ SNSや現地報道でもロケ目撃情報が?
実際にSNS上では、「バクー市内で日本の撮影隊らしきグループを見た」という投稿や、「現地スタッフが一部参加している」との噂も出始めています。
もちろん公式には発表されていない段階ではありますが、このような断片的な情報もファンの期待を大いに煽っているのです。
■ まとめ:アゼルバイジャンロケに懸ける制作陣の覚悟
『VIVANT』の制作陣は、「日本のドラマの常識を超える」ことを掲げてきました。国内では描ききれない世界観をリアルに表現するために、あえてコストとリスクをかけて海外ロケを行う──その姿勢は、まさに挑戦的であり、視聴者を魅了する理由でもあります。
その精神を引き継ぎ、次なる舞台をアゼルバイジャンに設定したとするならば、それは単なる演出ではなく、物語の深みやスケールを支える“必然”なのかもしれません。
続編は2026年1月期の放送予定。撮影は2025年秋から本格スタートと見られており、今後はさらに多くの情報が明らかになるでしょう。
壮大なスケールと濃密な物語が再び私たちを魅了してくれることを期待して、引き続き注目していきたいと思います。
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